2011-01-01から1年間の記事一覧

  QUSO完了

遅くなりましたが先週24日 QUSOのライヴが完了しました。 延々と山下達郎の「クリスマス・イブ」が流れ続けるなか始まったライヴ。 11月にやったときとは違いやりきった(出し切った)感がありました。 で、バンドマン恒例のセットリスト公表ですが どう…

  12月24日

はい、QUSOの俺が来ましたよ、っと。 いよいよ今週土曜日はクリスマ・・・・ もといQUSOのライヴです。 ほんとはThe NAF in the SweLLのライヴを見せたいのはやまやまなんですが QUSOのライヴも一見の価値ありです。 なんせライヴペースが5年に1回くらいや…

  第47章 再会 ― in Varanasi 3 ―

迷路のようなヴァラナシの小路を抜けていく。 モヌーの家の向かいのヨギロッジを目指すが 一向に辿り着かない。 陽のあたらない道と汚れた壁と牛の糞。 同じような場所ばかりをぐるぐるしている。 物売り、牛飼い、一般人。 そこらへんのインド人に ヨギロッ…

  クソスマスキャロルが流れるころには

12月24日に 「QUSO」(くそ)というバンドでライヴをすることになった。 この日はなんか 世間的には重要な日だったと思う。 The NAF in the SweLLのライヴなら 迷いも無くイケたと思うが どっかで少し釈然としない。 まぁでも吹っ切るけどね。 で、 …

  もう一度行きたい町  その1 ゴア ― インド ―

ゴアはインド西部にある町だ。 かつては黄金のゴアと呼ばれたその町は 大航海時代のリスボンを模し ポルトガル人によって造られたらしい。 ゴアの何が良いかっていうと インドにあってインドらしからぬところである。 ハイデラバードやアウランガーバードと…

  第46章 不浄の川 ― in Varanasi 2 ―

軸足に体重を乗せ 迫り来るボールから目を逸らさず 足、膝、腰の順番に回転させ このオールのように平たいバットを振り抜く。 カニャークマリの時と同じ轍は踏まない。 絶対に打つ。 俺は断固たる決意を固め打席に入った。 大人気ないことに相手は少年達。 …

  インド旅行記

酔っ払ったとき たまに過去のインド旅行記を読み返して 酒の肴にしたりする。 傑作選というわけではないが インド旅行記の過去記事抜粋。 えぇ。手抜きですとも。 インド旅行記 ― 第二部 ― 第13章 RANA 2 ブッダガヤーのはずれのラナの家で 気まずい…

  第45章 因果 ― in Varanasi 1 ―

列車が鉄橋を渡る。 眼下には聖なる河、ガンガーが流れる。 相変わらず流れの向きが良く分からない河だ。 むしろ流れていないようにも見える。 時刻は朝10時を過ぎ 河のところどころはきらきらと陽の光を弾いているが それでも光を飲み込んでいる部分のほ…

  第44章 それでも列車は走る

ハウラー橋を渡るとき タクシーの窓からカルカッタの街並みが見えた。 河の向こうに浮かぶ街並み。 薄闇のなか ぽつぽつと橙色の明かりが灯っている。 妙に感傷的な気分になる。 タクシーに乗っているからだろうか。 タクシーは駅に向かい、駅からは列車が出…

  ライヴやったった

先日の日曜日 久々ライヴをしました。 The NAF in the SweLLじゃなくて 「くそ」というバンド。 メンバーがこんな感じ↓ Vo.&Smp. 湘南新宿小野ライン Gt. フライング渡辺マン Ba. シュガーボーイズ Dr. スティーブ・ジョブズ 若干、各方面に怒られそうなメ…

  第43章 ロープと酢豚とチケットと ― in Calcutta 5 ―

物干し竿のような錆びた鉄の棒に ロープがぶら下げられている。 喫煙所として立ち寄った売店の横。 最近はインドでも喫煙者は肩身が狭く 特にカルカッタのような都市部では歩きタバコなど厳禁だ。 とりあえずタバコを売っている店や人の周りでは吸ってもいい…

  第42章 リットンホテル ― in Calcutta 4 ―

その日の夜は 3人でバーに行くことにした。 10年間想い続けたカルカッタは 期待を大きく裏切ってはいたものの 悪い街というわけではなかった。 タイを旅する旅行者達がインドのゲートシティに選ぶのも頷ける。 だが、暇だ。 カルカッタで一番アツイのは早…

  宿はある ― 後編 ―

久々、宿の写真をば。の続編。 ホテル・スヘイル、インド、ハイデラバード。 1泊ひとり160ルピー(約320円)。 最初の部屋の水シャワーが壊れていたため 同じ料金で4ベッドの部屋に変えてもらった。 うちひとつのベッドは板が抜けていたが。 料金の…

  第41章 サダルの西 ― in Calcutta 3 ―

サダルストリートを西に向かって歩くと チョウロンギ通りにぶつかる。 カルカッタの目抜き通りであるチョウロンギ通りを横切った先に広がるのが 市民の憩いの場でもあるモイダン公園。 野良ヤギもいるらしい。 そして、モイダン公園を抜けたところに フーグ…

  宿はある ― 前編 ―

久々、宿の写真をば。 スーホテル、韓国、チャガルチ。 1泊ひとり40,000ウォン(約3,200円)。 写真写りの良い宿。 繁華街にも市場にも近くロケーションも抜群。 部屋の窓にロールスクリーンって、ねぇ。 シーブリーズ、インド、カニャークマリ…

  インドで大事なこと

お気に入りの売店を見つけること。 まず店主が誠実であること。 100ルピー札で買い物をして お釣りを不足なくくれるかどうか。 お釣りが無いからといって 代わりに包みがべとべとする飴をくれるなんてもってのほかだ。 次に、品揃えが豊富であること。 マ…

  第40章 サダルは ― in Calcutta 2 ―

カルカッタのサダルストリートで朝を迎える。 窓が小さいせいか そもそも宿自体が近隣の建物の陰になっているのか 日差しは部屋に入ってこない。 目が覚めたのが思いのほか早かったので 朝食を採りに出かけることにする。 ジョジョスへ。 夜遅くサダルに到着…

  第39章 サダルへ ― in Calcutta ―

20時 列車はカルカッタのハウラー駅に到着した。 ホームに降り立ったときの騒がしさから かなり巨大な駅であることがわかる。 改札を抜け 駅構内に到ると、案の定たくさんの人でごった返していた。 僅かに残された通路以外の床は 寝ている人、 食事をして…

  こらとんこつばいっ!! その8 ― さよなら博多、さようなら福岡 ―

先週、2ヶ月半ぶりに 東京に戻ってきました。 サラリーマンが出張でもう一度行きたい街ナンバーワン、博多。 その名声に恥じず素晴らしい街でした。 願わくば もう一度「いっ得家」のゴマサバが食べたかった。 三岳やくじらの綾紫を飲みながら 甘くてぷつぷ…

  こらとんこつばいっ!! その7 ― この夏、船で韓国へ 後編 ―

カジノのなにが良いって フードもお酒も無料なんですわ。 ビールやウィスキーを飲みながら ルーレットとブラックジャックに興じて ひとりが勝ち ひとりがトントンで 俺が負け。 ポーカーと書かれていたから座った台が なぜかブラックジャックで・・・。 ルー…

  こらとんこつばいっ!! その6 ― この夏、船で韓国へ 前編 ―

韓国は釜山に行ってきました。 船で。 飛行機で行こうが 船で行こうが 税関もあり入国審査もあるわけですが 驚いたのはその審査の甘さ。 入国審査に臨む同行の同僚のひとり。 審査官に書き損じた入国カード、 つまりは、必要事項の半分も埋まってないうえ 二…

  えっと

明日、っていうか今日、船で韓国に行って来るお。 現地の天気は雷雨。 ところによりにわか雨。

  こらとんこつばいっ!! その5 ― 絶品おじやが出来るまで ―

正直、水炊きをなめていました。 だし汁で鶏肉を煮たものなんて 五島のサバや呼子のイカに比べたら まったくもって無意味だと思っていました。 しかし出会ってしまったのです。 博多区は対馬小路の「水炊き 長野」にて。 おそらく 博多で一番うまいのは 水炊…

  こらとんこつばいっ!! その4 ― 天神西中洲 ―

12年ぶりに天神へ。 大学受験の時に訪れて以来。 当時もあまりの都会っぷりにびっくりしましたが 今も変わらず大都会。 テンションあがります。 あんなに輝くネオン街を歩いたのも久しぶり。 二軒目に 博多名物?『屋台』に行ってきました。 一種の観光ス…

  第38章 そして少年は一握りの

赤い顔 青い顔 両方の色を塗りたくったのだろう、紫色の顔。 50ccのバイクに3人乗り。 カラフルなオヤジたちが目の前を通り過ぎていく。 売店、食堂、ホテル 店舗の種類に関わらず 軒並み下ろされているシャッター。 オレンジ色の野良犬がふらふらと道…

  第37章 ディレイド・ホーリー

朝、いつもと同じように目を覚ます。 目覚まし時計に害されない 清々しい朝だ。 3人それぞれが いつもと同じように 各々のタイミングで自然と目を覚まし 目を覚ました順から 水を飲み タバコに火を点け 取り留めのない会話を始める。 朝のチャイでも飲みた…

  こらとんこつばいっ!! その2 ― あのころ焼酎は庶民の味方だった ―

ビールも良いですが 九州に来たら焼酎でしょう。 なにしろ飯が焼酎にあう。 中華やソーセージやバリ島で飲むならビールでしょうが ゴマさばやイカ刺し、ごぼう天ときたら やはりここは焼酎なわけです。 宮崎や鹿児島の芋焼酎がやたらと手に入るせいで 大分の…

  こらとんこつばいっ!! その1 ― 部屋とYシャツとプリン体 ―

長期出張で福岡に来ております。 空港を出たときの空気の匂いが 広州やジャカルタに似てる気がしました。 やはりここも南国なのかも。 ウィークリーマンションの設備は それはもう閉口ものでしたが それでもひとりで晩酌できるぐらいのキッチン用品は 広島の…

  第36章 招かれざる男 ― in Bhubaneswar 2 ―

ついに我々の部屋に灰皿がやってきた。 そしてあの男も再び我々の部屋にやってきた。 180センチはあるだろうか。 がっしりとした体躯。 浅黒い肌に浮かぶ ぎょろりと丸く 血走った目。 げじげじと伸びた眉。 いつもニヤニヤした口元にかかる 下品な口ひげ…

  第35章 めくれたオレンジ

朝、チャーイのみで簡単に朝食を済ます。 今日はホーリー。 手元には列車のチケット。 行き先はブバネーシュワル。 出発は今日の15時。 列車は・・・危険だ。 8年前の記憶が蘇る。 列車が踏み切りで減速した一瞬の隙に 後部座席で悲鳴が起こった。 窓から…