こらとんこつばいっ!! その1 ― 部屋とYシャツとプリン体 ―

長期出張で福岡に来ております。


空港を出たときの空気の匂いが
広州やジャカルタに似てる気がしました。
やはりここも南国なのかも。


ウィークリーマンションの設備は
それはもう閉口ものでしたが
それでもひとりで晩酌できるぐらいのキッチン用品は
広島の片田舎で起死回生を適えた成り上がり企業
ダイソーで揃えました。
(なんせ食器も炊飯器も無いので
 鍋でごはんを炊いてます。)


最初のウィークリーマンションでの晩酌は
九州限定の綾紫・魔界への誘い(1100円)と
やまやの辛子明太子(切り身)


毎晩、明太子にビールだと
通風一直線なので
ここは焼酎を買うことにしました。


焼酎は実はブランデーやジンと同じく
蒸留酒
ステレオタイプな言い方をすると
酒としてはクラスが高い?わけです。
そして特筆すべきは蒸留酒
ビールなどの醸造酒に比べて
プリン体が極めて少ない。


次につまみに関してですが
プリン体ってのは結局細胞の核を作る成分なので
鶏卵だと少ない。
あれは1個の卵だかららしいです。
逆に明太子やいくらなどの魚卵は多数の卵の集合体を食すわけですから
単純に鶏卵の数十倍は多いわけです。
よって明太子とビールだと危険という結論に至り
浅はかにも明太子と焼酎にしたわけですな。


焼酎も安い!豊富!
大分の麦焼酎、宮崎・鹿児島の芋焼酎
大好きな「三岳」はここ福岡でもやや希少だそうですが
それでも東京よりは手に入りやすく
安いようです。
三岳1杯
赤坂(800円)>博多の先日連れてってもらった店(580円)>鹿児島(300円)


そして
とにかく飯はうまい。
鹿児島に行ったときも思いましたが
スーパーのものでもそれこそコンビニでも
うまいもんうまい酒を置いている。
居酒屋は言うまでも無し。
ゴマさば

ぶりカマ
炙り明太子
どれを食ってもうまいです。
驚くべきはヤリイカ

活け造りという
椎名誠さんを始め反対者も多いスタイルで登場します。
まだぴくぴくと動くイカの身は
白くはなく向こう側が透けて見えるほど透き通っています。
こりこりの食感とじんわりとした甘みを持つ身を
甘い醤油と爽やかな生わさびで戴いたあとは
残りのゲソやら残った身やらを
後造りで天麩羅にし、塩で。
これもさくさくの衣の奥に
これまたさくさくぷつぷつと切れる甘い身が潜んでおり
実に美味い。


ヤリイカのユッケというメニューもありましたが
トリミングしているか不安だったのでひとまずおあずけ。
厚生労働省の基準では
日本に生イカは出回っていないとかいるとか。