2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧
聖なる河ガンガーが 夕焼けのオレンジを経て 全てを飲み込みそうな漆黒の闇に包まれた頃 ヨギ・ロッジの隣、モヌーの家で タブラとシタールによるコンサートが始まった。 タブラを叩くのはモヌー。 シタールを弾くのは立派なちょび髭を蓄えたモヌーの友人だ…
経口補水塩というのをご存知だろうか。 水に塩と砂糖を混ぜたもので血液より浸透圧が低く ブドウ糖やらナトリウムやらの効果で 身体に水分として吸収されやすい魔法の液体である。 下痢、嘔吐、発熱による脱水症状の治療に用いられるらしい。 簡単に言えばポ…
インドで最もキツイもの それは深夜長距離バスではなかろうか。 いつの時期でも割かし列車が込んでいるインド 特に南インドでは 列車よりも予約が取りやすく なおかつ安い長距離バスを迂闊に利用してしまいがちである。 バスのクラスは デラックス、セミデラ…
日も暮れ 河からの風が心地よいものへ変わっていった。 ここヴァラナシの裏路地の店々は 雑踏と どこからか聞こえてくる笛や太鼓の音の合間で 白熱灯の光にほのかに照らされ その日本の縁日を思い出させる妙な懐かしさと幽幻さに 俺はいつも少なからず高揚感…