こらとんこつばいっ!! その8 ― さよなら博多、さようなら福岡 ―


先週、2ヶ月半ぶりに
東京に戻ってきました。


サラリーマンが出張でもう一度行きたい街ナンバーワン、博多。
その名声に恥じず素晴らしい街でした。


願わくば
もう一度「いっ得家」のゴマサバが食べたかった。


三岳やくじらの綾紫を飲みながら
甘くてぷつぷつと歯切れの良い呼子イカをつつきたかった。


後造りは天ぷらで。


森伊蔵の極上の一滴を飲むことはもう無いだろう。


ゴマサバと言えば
「はじめの一歩」のゴマサバも旨かった。


「いっ得家」のゴマサバはとろりと甘いタレだが
こちらはさらさらとさっぱりしたタレ。


玄界灘で獲れる新鮮な魚が至るところで味わえる博多。
その中でも「きはる」の泳ぎサバ刺しは絶品。
加えてアナゴの刺身も絶品。


淡白でありながらも噛み締めるとしっかりとした甘み。
あのアナゴ特有の芳ばしい香りは刺身でも健在。
宝山の紅東なんて珍しい焼酎が安価で飲めるのも良いところ。
締めはもちろんゴマサバ茶漬けで。


旨いのは魚だけではない。
「水たき ながの」。
ここで水炊き感が変わった。


噛むほどに旨味が溢れる鶏肉を
芯までさくさくのキャベツを
だしを吸い込んだジューシーなお麩を
華やかな香りの橙酢でさっぱりと。


最初に味わう鶏の旨みが染み出た滋味溢れるスープも最高。


塩気が無くても旨いスープなんてそうは無い。


そして博多グルメの締めは
天神にある「ツナパハ」のスリランカカレー。


これは文句なしに旨い。
ライスもあるが
今回はビーフンで。



住吉、春吉、祇園、天神、赤坂、大名、西中洲・・・
食は博多にあり。




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