インド旅行記

 第16章 IN THE BUS,IN THE NIGHT

ひどい・・・。 たしか2等くらいの良いバスに乗っているはずだ・・・。 これが2等?というのが第一印象だ。 インド人はゴミをそこら中に捨てる。 バスの中も例外ではない。 床にはピーナッツの殻やバナナの皮が散乱している。 窓はちゃんと閉まらなかった…

 第15章 MEET THE BISCUIT OYAJI

バンガロール2日目。 一夜明け我々は朝食をとりにレストランへ。 俺はバルフィという菓子とチャイで優雅な朝食をとる。 今日もお釣りが無いらしい。 お釣りの小銭分はまたアメだった。 日本ならブチギレルとこだがインドではアメはなかなかありがたい。 辛…

 第14章 IN BANGALORE

インドで初めての列車移動に少々びびっていた我々は 一番高い列車でバンガロールへ向かった。 距離が近かった為驚くほど高いというほどではなかったが それでも970ルピーほどした(当時1ルピー≒3円だったと思う)。 我々のおよそ3日分の生活費だ。 車内は…

 第13章 EARLY MORNING

朝早く、目覚ましの音で目を覚ました。 6時過ぎの列車に乗る為相当な早起きだ。 寝ぼけ眼で準備を済まし怪しい従業員に挨拶をして 宿を後にした。 日が昇りきる前のチェンナイの朝は昼間ほど暑くなく なかなか快適だ。 さすがに朝っぱらから駅まで何キロも…

第12章 IN CHENNAI 6  

列車で次の町に向かうのは翌朝だ。 今日の宿をここチェンナイで確保しなければならない。 まず駅の近くにあった1件目の安宿で宿泊交渉をするが どうやらドミトリー(大部屋)しか空いてないらしい。 ゆっくり休みたかった我々は却下。 2件目のYMCAも …

 第11章 IN CHENNAI 5

昼食を済ませた後 ルピーが底をついてきたので 我々は両替屋へ向かった。 地図を見ながら、道行く人に尋ねながら歩いていると 途中で屋台のようなものを発見する。 チャイ屋だ。 チャイを1杯頼むと チャイ屋の男はまず右手に持ったカップから 左手に持った…

第10章 IN CHENNAI 4

ついにリクシャーが走り出す。 客席は荷物を抱えた我々2人で一杯ぐらいの広さだ。 で、 そんな我々の横を他のリクシャーがすれ違っていく。 近っ! 近い。 驚くほど車間が狭い。 ほんとに手が届くほど、30センチぐらいの距離だ。 1車線に3、4台のリク…

インド旅行記 第9章 IN CHENNAI 3

インド2日目。 さわやかな目覚めなんて期待してはいなかったが・・・ それにしても身体が重い。 どうやら暑さ対策のため ファンを回したまま寝たのが災いしたようだ。 2日目にして既に疲れを感じていることに 多少不安を感じながらも 昨日シャワールームで…

 第8章 IN CHENNAI 2

・・・まだインド1日目。 大きな道路をはずれ 不安になるほど人気の無い路地に入り 宿の前にタクシーが止まった。 我々はタクシーから降り タクシーのおっちゃんや外をうろうろしていた宿の従業員風の男と 2、3言葉を交わす。 そしてタクシーのおっちゃん…

 第7章 IN CHENNAI 1

地獄のような19時間の乗り換え待ちを経て 我々はついにインドに降り立った。 今回旅の窓口に選んだのは 南インドのチェンナイという都市だった。 当たり前だが 飛行機から降りた瞬間から そこはインドだった。 独特の匂いに独特の空気、独特の音・・・。 …

 第6章 IN KUALA LUMPUR

クアラルンプール新国際空港に着いたのは 真夜中だった。 インドに着く前に疲れを溜めてしまってはいかんと思い 空港のベンチで寝ることにした。 置き引き防止の為1つのリュックを枕にし もう1つのリュックを抱いて眠りに就いた。 朝、聞いた事の無い言語…

第5章 ROAD TO INDIA

いろいろ手続きを済ませてやっとのことで出国。 国際線に乗るのは初めてだった。 思ったより日本人が居ないものだ。 まぁ飛行機の中は暇である。 席にゲームが付いていたのでスーパーマリオをやったのだが 下ボタンがきかず土管に入れない。 仕方が無いので…

 第4章 IN NARITA

スカイライナーやら直通バスやらいろいろ選択肢があったなかで 金をケチって鈍行電車でやっとこさ成田に到着。 遠い。 遠すぎる。 この時点でもうすでに疲れ気味。 さて空港で最低限の保険をかけ(ここでもケチる) ドルTCへの両替を済ませ やたら空港価格…

  第3章 ROAD TO NARITA

ついに出発の日がやってきた。 にわかガテンブームだった俺は タオルと重いリュック(「リュック」を活字にするとなんかいやだ。)を持ち 家を出た。 行きの京王線の中。 偶然、今回の俺の旅のパートナーM上の 前回の旅のパートナー(ややこしいな)である …

 第2章 IN PANKOUJYOU

さてインドに行くことにはなったが金がない。 なんせチケット代だけで7、8万はする。 てっとりばやく稼ぐ方法として二人で日雇いバイトをすることになった。 いくつかやった日雇いバイトの中で ものすごしんどかったのが2つ。 ひとつは27時間交通量調査…

 第1章 IN HORINOUCHI

2000年冬。ことの始まりは友人 M上のインドに行きたい病だった。 まさに病的なほどインドに行きたくなっていた(なかばやけくそ)彼は 毎晩のようにうちにビール(発泡酒)を持って現れ 「別にひとりで行ってもいいんだけどさぁ・・・。」 とか言いつつ…