第1章 IN HORINOUCHI


2000年冬。

ことの始まりは友人 M上のインドに行きたい病だった。
まさに病的なほどインドに行きたくなっていた(なかばやけくそ)彼は
毎晩のようにうちにビール(発泡酒)を持って現れ
「別にひとりで行ってもいいんだけどさぁ・・・。」
とか言いつつ、毎晩のようにインドへ行こうと誘い続けた。

途中からプレステのサッカーゲームでオリンピック予選を勝ち抜くのが
メインの目的になったりもしたが
本山がスーパーサブで出てきただけで大盛り上がりという酷いテンションになってしまっていた俺は
度重なる洗脳も手伝い
インドに行ってみることにした。

さてそうなるとまぁ当然航空券等々、金がたくさん要るわけで
ここから地獄の日雇いバイト生活が始まる。




             つづく