第3章 ROAD TO NARITA

ついに出発の日がやってきた。
にわかガテンブームだった俺は
タオルと重いリュック(「リュック」を活字にするとなんかいやだ。)を持ち
家を出た。

行きの京王線の中。
偶然、今回の俺の旅のパートナーM上の
前回の旅のパートナー(ややこしいな)である
Hラ氏に出会う。
この時彼が発した言葉が、後に(第4章ぐらい)
俺にまぁまぁの影響を与えることになる・・・。


Hラ氏と新宿か下落合かその辺で別れた後
(Hラ氏は日雇いのバイトに行く途中だったらしい。彼もタオルをまいていた!空前のガテンブーム!!!)
俺達は上野あたりで腹ごしらえをすることになった。
M上の話では1000円で寿司食い放題の店があるらしい。
そこへ行ってみる事にした。

店はたいそうな込み具合だった。
若いサラリーマンから、テスト勉強をする中高生までいた。
食い放題でマックばりに勉強すんなよと思いつつ
席につくと、
自動的に10カンほど寿司が運ばれてきた。
カッパまきや鉄火まきなどばかりだ。
どうやらこれを全部たいらげないと好きなものが注文できないシステムらしく
まぁ食ったは食ったが少し腹膨れ気味。
そして追加で注文した寿司は
シャリの中央部分にネタがのっているような
日本人の心:コメ を前面に出した作品。
さらに中トロやヒラメなどは別料金というファンキーさ。

今回の旅の最初の誤算であった。
インドまでの道のりは遠い・・・。



           つづく