インド旅行を科学する 〜俺の俺による俺のためのインド対策〜 【対:下痢編1】

初海外旅行でインドに行ったのがおよそ7年前。


2度目のインド旅行がおよそ3年半前。


ヴァラナシでモヌーに言われたものだ。
「おまえらどうせ次来るのも4年後だろ?」


そろそろ良い時期かなぁということで
個人的なメモ。


もし次行くとしたら
万全の状態で行きたい(生きたい)ものだ。


【対:下痢】


衣・食・住の生活3大要素の中で
インド旅行において衣・住はさして重要ではない。


衣についてはシャツ、下着等3セット。
なんなら2セットでもいい。
あとは防寒着があれば。
Tシャツなんかは毎日洗ってあっという間に乾く。
足りないものは向こうで買える。


住については
行って、部屋を見て
決めるしかないので
対策立てようなし。


やはり食である。
そして食から来る下痢である。
下痢で死を意識したのはインドが初めてだ。


インドで下痢になる要素は
水・油・香辛料・・・
細菌・風邪・精神的なもの・・・。


まず、水。
この対策はほぼ捨てる!!


生水はできるだけ飲まず
ミネラルウォーター、ペプシ、ジュース
もしくは一度火を通しているチャイ。
というのはガイドブックにも書いてある基本中の基本。
個人的にランク付けすると以下のようになる。


『俺が信頼している順』


1位 チャイ
2位 ビン入りジュース
3位 ミネラルウォーター
4位 ビール
5位 ラッシー
6位 フレッシュジュース
番外 紙パックジュース、サトウキビジュース、ココナッツジュース等・・・(あまり興味なし)


やはりチャイである。
衛生面から危険と言う人もいるが
やはり熱を通しているものは強い。
町中の露店で売っている
賞味期限もくそも無いその他のドリンクより
はるかに安全だ。
そして適度なスパイスが胃腸の調子を整える。


チャイとジュース等との大きな違いは
その温度と量。
冷たいジュースを大量に飲んでいると
もちろん胃腸が弱るし
その弱ったところに細菌など来ようものなら万事休すだ。
冷たいもののがぶ飲みは良くない
よく言われることだが
インドほどそれを意識する場所は無かった。


そして2位ビン入りジュースと3位ミネラルウォーターとの差は
浸透圧とその量。
ジュースのほうが吸収されやすい・・・気がする。
ミネラルウォーターを日中持ち歩いていると
あっという間に細菌が増えた・・・ような気がした。
あいまいな理由だが経験上
ミネラルウォーターはいまいち信用できない。
採水地ガンジス河だし。


さて、なぜ水対策をほぼ捨てるかというと
4位以下の水あたりしやすいドリンクにある。
3位までのドリンクについては
上記のようにある程度対策が練れる。


が、キングフィッシャーを飲まずして
マハラジャビール、ブラックラベル
そして何よりキングフィッシャーストロングを飲まずして
なにがインドだ?!


ビール・・・
がぶ飲みします!!
もちろん!!
キンキンに冷えたやつを!!
胃腸に大ダメージ!!
それであたったら・・・
『やむなし!!』だ。


アルコールが入っている分
殺菌力があるからましかなぁーということでビールはこの順位。


そしてラッシー。
これも飲む!!
うまい!!
インドの屋台で飲むラッシーは最高だ。
ただ原材料のひとつの氷が
ミネラルウォーターで出来ているわけが無い。
結構良い確率であたります!!
が、
『やむなし!!』


ヨーグルトが入っている分
胃腸的にはましかなぁーということでラッシーはこの順位。


最後に屋台のフレッシュジュース!!
これほど危険そうなものは無い。
カンカンの陽射しの中さらされたフルーツを
ミキサーでジュースに。
ミキサーにかける前洗ったりはしないし
コップが既に胡散臭い。
皮ごといく場合もある。
さらには生水や生水で作った氷を加えることもある。
これもかなりあたる!!
ロト6の5等より全然あたる!!
が、これも抜群にうまい!!
飲む!!
飲んだほうがいい!!
あたったら『やむなし!!』


つまり、必要以上に水あたりを気にしていたら
インドの楽しみのひとつを棒に振ってしまうのである。


対策を立てるとしたら
インドの免疫が出来るまで
上位3位でしのぐ。
体調が悪いときは
上位2位までか粉ポカリ。
ぐらいか・・・。


水あたりの下痢は長引かないぶんまだまし。
1日、2日安静にしていれば治る。
必要以上に神経質にならず
自分の免疫と運に賭けるのもテだ。





  つづく