インド旅行を科学する 〜俺の俺による俺のためのインド対策〜 【対:下痢編2】

水対策は捨てるとして
問題は細菌性の下痢である。


これは本当にシャレにならん。
発熱も伴うため体力は落ち
インドで胃腸に優しい食べ物はほぼ無いため
栄養も取りづらい。
一度この状態になるとかなり長引く。
その間バスにも乗れない(トイレが無い為)。


まずは予防策。
細菌性の下痢にならないため
胃腸の調子を絶えずベストに近づけておくことが大切である。
ただ、水対策と同じで
食もあまり敏感になりすぎると
うまいものは食えない。
食うことは食うし。
飲むことは飲む。
重要なのはそのやり方だ。
キーになるのは胃酸。
O-157だのポツリヌス菌だのは
胃酸で殺せるらしい。


まず食事中に水分を取り過ぎない。
胃液が薄まってしまう。
消化が中途半端になるし
菌が腸まで届いてしまう。


ただビールは特例。
うまいから。
やむなし。


もうひとつはよく噛んで食べる。
消化がしやすくなるのはもちろん
胃液の分泌が盛んになる。


細菌との戦いの主戦場を胃にすれば
まず勝てる!!


で、たまに胃腸を休める。
胃腸の弱い日本人にとって
インドの油、香辛料は凶悪である。
かといって食堂で辛さやスパイスを調節してもらうのは野暮だ。
インド料理において辛さやスパイスの調節はあまりしたくない。
プロの料理人がその『食材』の魅力を一番引き出せるとして
その辛さやスパイスを選択しているからだ。
辛さも味のうちである。
ただ、OJIYAを頼んでもトマトと香辛料が入っており
熱を通した大抵の食べ物はもちろん油を使っている。
そして生のサラダ系はリスクがありすぎる。


ここで役に立つのがフルーツだ。
皮をむいて食べる系のフルーツなら
その辺で買って
自分で洗って食べればまず問題ない。


それとヨーグルト。
回転が早そうな人気店なら安全。
逆に流行ってない店だと
30度を超す日中
日なたに何時間も放置されていて
ハエなども止まり放題だったりするから要注意だ。


あとは、日本からゼリー飲料やバランス栄養食を持っていくと
体調の悪いときなど抜群の威力を発揮する。


で、もしそれでも下痢になってしまったら・・・


絶食。


2度目のインド旅行で試してみたが
これが1番効く。
もちろん脱水症状は怖いので
粉ポカリを溶かした水を飲みながら。


そしてよく休み
プラス思考。


調子が上向いてきて
治りかけのときは上記のゼリー飲料でしのぐ。


これで結構早く復活する。


また、下痢止めはあまり飲まないほうが良いらしい。
近所の医者が言うには
体が悪いものを外に出そうとして
下痢になっているんだから
それを薬で無理やり止めないほうが良いんだそうだ。


インドで下痢にならないのは難しいかもしれない。
ただ心がけ次第で
その確率を減らしたり
回復を早めたりは出来る。


自分の体の調子を
日本にいるとき以上に
把握しておくことが重要である。


・・・と自分に言い聞かせておく。