【 朝食を豊かに 3 】 ―バターご飯とわかめと豆腐と大根の葉の味噌汁―


広島の田舎町で暮らしたことがあれば
一度は食したことがあるだろう。


バターご飯である。


少年時代よく祖父母の家で食べたのが懐かしく
今でも朝食用に作ったりする。


作り方は簡単。


あたたかいご飯を茶碗によそい
バターをのっける。
ちょうど食パンに塗る量ぐらいがいい。


醤油を少量たらし
ちぎった味付け海苔をふりかける。
そして混ぜる。


それだけ。


けっしておしゃれな味ではないが
素朴でうまい!
バターの代わりにマーガリンでもOK。


これに味噌汁があれば
立派な朝ごはん。


味噌汁の具には
豆腐・わかめ・大根の葉の3種。


ポイントは大根の葉。
店で売っている大根についている育ちきった葉っぱではなく
やわらかい薄いグリーンの新芽タイプを使いたい。


まずはとりあえず葉っぱのついた大根を買ってくる。
大根からへたを切り取り
そのへたから葉っぱを切り取る。
へたには少しだけ葉っぱの根元の部分を残す。
へたの厚みは1センチ強ぐらい。


ここで切り取った大根の葉は煮るなり炒めるなり好きに。
大根本体ももちろん別の料理に使う。


さて切り取ったへたを
水を張った小皿に乗せ
寒すぎないところで放置。


あとは1日1回でいいので
軽くへたを水洗い。
小皿の水も換えてやる。

何日かすると
へたから薄いグリーンの大根の葉っぱが再生してくる。
適当な長さに育ったところで収穫!
やわらかくて瑞々しい大根の新芽だ。
火の通りも早いし歯ざわりもいい。
まさに味噌汁の具に最適!


というわけでその日の朝食は
バターご飯とわかめと豆腐と大根の葉の味噌汁。
体の芯から温まった。


その翌日は打って変わって
おしゃれっぽくバターライスとキャベツの蒸し煮を!
こいつのレシピはまた後日。




―現在の朝食レシピ―


チャイ 

プチトマトのピクルス

バターご飯

わかめと豆腐と大根の葉の味噌汁


以上。