インド人に教えてあげたい日本人受けする商売話法
あいつら、もっとうまくやれば
もっと金儲けれると思う。
×「チープホテェル」
よっぽどの貧乏旅行でもない限り
安っぽい宿を勧められてときめくということは無いだろう。
貧乏旅行と言えども
安くてそこそこ良い宿を求めているのだ。
しかもこう言われて連れて行かれる宿は
安くもなくただただ汚く、本当に安っぽいことがしばしば。
いっそのことダイレクトに料金を伝えたほうが良いと思う。
選択肢も持たせて。
○「アイ ノウ グッドホテェル。500ルピー、300ルピー、150ルピー。」
料金を伝える前に
相手の旅行者が何を求めているのか探るのも良い。
安さを求めるのか、エアコン有無、ホットシャワー有無、バルコニー有無。
本来なら
「オマエはどんな宿を探してるんだ?
ホットシャワー完備の安ホテルなら知っている。
1泊400ルピーだ。
もちろん部屋を見てから決めてくれて構わない。
オレがもらうはずの紹介料を少し削れば
ディスカウントも出来るはずだから行くだけ行ってみないか?」
ぐらいは言って欲しいとこだが
もう、一か八か「ホットシャワーホテェル?!!」でも良いと思う。
俺なら付いていってしまう。
×「シルーク!」
いったいインドでシルクを買おうなんて思ってる学生や貧乏旅行者が
どれほどいるだろうか。
しかも付いていってみると
案内されるのはだいたい小汚い店舗。
これでは本当にシルクを買おうとしている小金持ち達もひいてしまう。
ここは割り切ってターゲットを貧乏旅行者に絞ってみてはどうだろうか。
インドの安宿では
ブランケットや掛け布団の類が無いことが多い。
2等寝台車も同様だ。
そこで主力商品は「布」。
でかい「布」。
掛け布団代わりである。
○「アイ ハブ ビッグ ヌノ!!」
出来れば安宿には布団が無いことにも言及して
不安感と購入イメージを煽りたい。
あと、「バンダーナー」のニーズがどれほどあるのか
もう一度しっかりマーケティングしなおして欲しい。
×「ミルダケ!」
見るだけというなら
店に入ったとき出口を塞ぐのは辞めて欲しい。
×「ノータカイ!」
「ヤスイ!」で良くないか?
×「メインバザールは無くなった。」
信憑性にかける。
どうやったらガイドブックにも載っている通りが
1年も経たないうちに突然消滅するのだ。
○「メインバザールは危険だ。こないだもテロがあった。」
こっちのほうがまだ説得力があると思う。
ちなみにメインバザールで爆破テロがあったのは本当の話。
ところで日本でも、帰宅する途中の通りで
タイ人っぽいおばちゃんに
「マッサージデスカ?!」
と声を掛けられることがしばしばある。
まず、俺は「マッサージ」ではない。