インドのB級グルメ


これからインドに向かう人々のために。


そんなんどんだけおるんかわからんけど。


唐突に
お勧め!!インドのB級グルメ!!


トマトスープ
壁があるレストランなら
大概メニューにはあるが
ベストはやはり列車内。
15時間ほど夜行列車に乗っても
買えるチャンスはわずか二度ほど。
チャイの売り子は何度も睡眠を妨げるほどうろついているが
トマトスープ売りは本当にレアだ。
エンカウントしたらすぐに捕まえた方が良い。
トマトスープ売りは手に持った紙コップに
クルトンを転がし
両膝に挟んだ真鍮のポットから
熱々のトマトスープを注いでくれる。
どうせなら初冬の北インドの朝
窓の外が白み始めるころ味わいたい。


◆カードライス
所謂ヨーグルトご飯。
ゲテモノのように言われがちですが
ヨーグルトと米の相性は意外と良いんです。
料理家で知られるキャイーンのダテ眼鏡かけたほうの人も
ごはんに醤油で溶いたヨーグルトをかけ
ネギと鰹節をのっけたやつを絶賛してたし。
厳密に言うとインドで英名カードと呼ばれる「ダヒー」と
日本やブルガリアの「ヨーグルト」は若干違う。
製法や味が違う。
気候や気分のせいもあるかと思うが
インドのダヒーは本当に味が濃い気がする。
スパイス類とダヒーを混ぜ込んだカードライスは
さっぱりあっさりとしていて実に美味。
付け合せの辛酸っぱいマンゴーのピックルがまた食欲をかき立てる。
味は全然違うが
梅干つきのお粥に近いイメージ。
これもやっぱり列車内、駅弁でお勧め。


ボイルドエッグ
ゆで卵です。
良くも悪くも飯がほぼ確実にスパイシーなインドにおいて
塩だけの味付けは心休まる味。
ただしそれは、しっかりとした味の卵があってこそ。
ビーチや田舎の食堂など
庭先で鶏を飼っているとこの卵は絶品。
塩だけで十二分に美味い。
今ではほとんど見かけなくなったエッグスタンドに乗っけて
提供してくれます。


◆パパド
豆粉を薄く延ばして油で揚げた薄いせんべい。スパイス入り。
豆の香りとスパイスの香りが香ばしく
ビールのつまみに最高。
日本のインド料理店の飲み会で
スターターとしてどうぞ。


◆アールーチョップ
列車に乗っていると
特にセカンドやスリーパーなど安いクラスの車両に乗っていると
様々な売り子が声を張り上げながら通路を過ぎていく。
定番のサモーサーやチャイも良いが
「アールチョ!アールチョ!!」と声が聞こえてきたらチャンスだ。
ジャガイモをスパイスで香り付け味付けして油で揚げたアールーチョップ。
インド版コロッケのような味わいだ。
スパイシーでほくほくとしたジャガイモ。
ウスターソースではなくケチャップやチリソースを付けて頬張る。
列車内での買い食いは本当に楽しい。


◆LAYS
世界的なポテトチップスブランドのポテトチップス。
インドで食うなら青色のマジックマサラ味。
ジャパンマネーの威力を発揮して
デリーのスーパーにあったものをすべて買い占めたことがあります。(お土産用)
日本のどっかで売ってないもんかね。


◆レッドバナナ
ガイドブックいわくカスタードクリームのような味わい。
確かに濃厚でとろけるようなバナナ。
バナナ感が変わる
カニャークマリでどうぞ。


ネスカフェ
南インドでは
インスタントのコーヒーのことを総じてネスカフェと呼ぶ。
これも列車内の定番。
特に南インドで列車に乗るなら
これはぜひ楽しみたい。
インスタントと侮ること無かれ。
世界最大級の食品メーカー、ネスレの実力には本当に驚かされる。
チャイよりは値が張るが
それでも1杯5ルピー。約10円。
たっぷりのミルクと砂糖で泡立った
エスプレッソサイズのネスカフェ
風に吹かれ
窓枠に肘をついて
流れる車窓の景色を眺めながら。
ちょっとした旅の
ちょっとした贅沢。



※個人の感想です。
 効果には個人差があります。



マドゥライの
お世辞にもキッタネー宿から。
眼下に見える食堂の店先の屋台で作られる
もつ焼きや目玉焼きがたまんなかったりするわけだ、これが。