別にインドに行くわけでもないがインド旅行プランを計画してみる ― その1 ―


インド旅行は
旅行前
旅行中
旅行後
と3度楽しめる。


まぁ大概旅行だとか旅だとかというものは
そういう性質を持っている気もするが
インドは特にその傾向が強い気がする。
なにかとアクシデントの多いインド旅行は
旅行後にも酒の肴などに持って来いだし
旅行前もあのやたら分厚いガイドブックを読み
遺跡の写真に興奮し
トラブル例に不安がり
その広大な国土と独自の文化に期待を膨らませることが出来る。


今回はあの旅行前の興奮を俺が味わいたいがためだけに
40日間のインド旅行を計画してみることにする。


実に実の無い妄想。



◆1日目 チェンナイ
夜着
旅はやはり南インドからスタートしたい。
自称世界最強民族のアーリア人が多い北インドに比べ
もともとのインド先住民族が多い南インドのほうが
人々も温和で事実トラブルも少ない。
そして飯もうまい。
短期間の旅行なら北インドのみも良いが
ここはじっくり南から。


まず空港でしなければならないことは
小額の両替とミネラルウォーターの確保。
両替はもちろんだが
特に水はここで買っておかないと
深夜のため朝まで水が飲めないなんてこともありうる。


その後プリペイドタクシーに乗り
エグモア駅周辺の安宿にチェックイン。
寝る。


◆2日目 チェンナイ
日が昇り出した頃
暑苦しくて眼が覚める。


まずやることは
町に出て
朝食代わりのチャーイ。
これでやっとインドが始まる。


午前中のミッションは
列車のチケットを取ること。
当日分のチケットではない。
列車予約がほぼウエイティングリスト(キャンセル待ち)
で始まるインドでは
早め早めに列車を予約しておくほうが
安心して旅のスケジュールを遂行することが出来る。
チェンナイセントラル駅では
外国人専用の予約オフィスがあり
列車の予約がスムーズ。
向こう1週間ぐらいのチケットを予約しておく。


チケットをとったら昼飯。
南インドでは
ミールス食っとけば間違いない。
バナナの葉に盛られる
いわゆるカレー定食で
インド気分を満喫。

飯食ったらリクシャーを捕まえる。
ここで初リクシャー交渉。
宿のオヤジやその辺の市民に相場を聞いとけば
比較的ボラレにくい。


リクシャーでバスターミナルに行き
バスでマハーバリプラムへ。


適当な宿を見つけチェックインしたあとは
砂浜を散策。


ベンガル湾からの潮風で喉を乾かせ
夜は海岸沿いのレストランで
シーフードとビール。


宿に戻ったら
バルコニーで本でも読みながら
タバコをふかして
その後寝る。


◆3日目 マハーバリプラム
朝食兼昼食を宿のテラスで。
トマトオムレツ
トースト
ラッスィー
なんかで優雅に楽しむ。


飯を食ったあとは
世界遺産海岸寺院や
クリシュナのバターボールなどを巡り
バスでチェンナイに戻る。


チェンナイで夕食を済ませたあとは
予約済みのチケットで
夜行列車に。
座席のクラスはスリーパークラスが良い。
夜行では最安値のクラスだし
割かしインド庶民が多く
交流も楽しめる。


列車の心地よい振動に眠りを誘われ
3日目終了。


明日はティルチラパッリだ。



http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&utm_source=ja-hp


日本⇒チェンナイ⇒マハーバリプラム⇒チェンナイ


― つづく ―