チキン・ビリヤーニーを作る男


買ってしまった!!
インド米!バスマティ・ライス!!



この独特の香りがたまらんのよ。
世界的には結構高級米らしい。


早速チキン・ビリヤーニーを作ってみることにする。
今回のインド旅行で
いわゆるカレー類を差し置いて
最も食った料理だ。
ビリヤーニーはピラフやパエリヤに似た料理で
少々手の込んだ料理。
バスマティ・ライスの炊き込みご飯であるライス部分と
チキンカレーなどのカレー部分を別々に作り
それを最後に合体させなければならない。


まずは下準備。


鶏もも肉をヨーグルト、塩、すりおろしたニンニクとショウガでマリネ。



バスマティ・ライスを良く洗い
水に浸しておく。


繊維に垂直に包丁を入れた薄切りたまねぎを
多めの油で炒め揚げして
フライドオニオンを作成。


鍋に先ほどたまねぎを揚げるのに使用した油を敷き
グリーン・カルダモン、ブラックペッパー、クローブコリアンダーシード、ベイリーフカレーリーフ
そして今回のインドで入手したブラック・カルダモンを投入。


焦がさないように鍋を振りながら
油にスパイスの香りを移す。
途中弾けたコリアンダーシードに唇を直撃されること1回
弾けたブラックペッパーに額を直撃されること2回。
なんて危険な料理だ。


カルダモン類が膨らんできて
良い香りが漂ってきたら火を止め
すりおろしのニンニクとショウガを投入。
余熱で炒める。
ここでもニンニクとショウガに頬を打たれること3回。


ニンニクとショウガに火が通ったところで
青唐辛子の代わりのしし唐とヨーグルトを入れ
弱火でかき混ぜる。


ヨーグルトが温まったら
フライドオニオンを投入。


火を強めパウダータイプの
ターメリック、カイエンペッパー、青唐辛子感を出すためのハラペーニョペッパーを投入。
少量の水も加え沸騰させたまま
よーーーくかき混ぜる。


表面に赤い油が浮いてきたら
準備OK。
マリネにしておいた鶏肉を入れ
強めの中火で炒める。


鶏肉に火が通ったら
水を少し足し鶏肉がつかるようにし
沸騰状態のまま弱火で煮込む。
しばらく煮込んだ後
市販のガラムマサラを投入し
また少し煮込む。
ガラムマサラというのは
いわゆるスパイスミックス。
いつかは自分でガラムマサラ調合できるようになりてぇな〜。


最後に塩で味を調え
カレー部分完成!!



次はライス部分だ。
鍋にバスマティライスと水を入れ
ホールのグリーンカルダモン、ブラックペッパー、ベイリーフ、シナモン、クローブ
そして塩を入れ
沸騰させる。
この塩が重要。
仕上がりもパラッとなるし
ライス部分の味付けはここで行う。
沸騰したらバスマティライスを入れる。
沸騰がキープできるくらいの弱火にし
バスマティライスを茹でる。


バスマティライスに火が通り
量が増えたところでライス部分完成!!



さてここからがビリヤーニーだ。
鍋にカレー部分を敷き
その上にライス部分を敷き
またカレー部分を敷き
ライス部分を敷き・・・と段々に重ねていく。


間にパクチーコリアンダーの葉)が挟めればなお良いが
無いので省略。


蓋をして弱火で30分蒸す。
30分後火を止め
さらにしばらく蒸らす。


鍋からインドの食堂で良く漂ってきた例の香りがして
完成!!


付けあわせとして
ヨーグルトに刻んだキュウリ、しし唐、たまねぎ、トマトをぶち込み
ライタを作る。


皿にチキン・ビリヤーニーをよそい
ライタを乗っけて
・・・できた!!素晴らしい香りだ!!
あれだ!あの味だ!!
インドで散々食ったあの味だ!!
部屋がインドになった!!



所要2時間半。
・・・・・
インドの列車の中で売られるビリヤーニーは
こんな時間かけてないんだろうなぁ・・・。