酒のつまみ 2 ― 春巻きの皮で作るサモーサっぽいもの ―

今日はこいつで一杯。


― 春巻きの皮で作るサモーサっぽいもの ―


サモーサ。
俺が思うにインドで最もとっつきやすい食べ物である。


列車が途中駅で停まると
「サモッセ〜サモッセ〜サモッセモッセモッセ〜・・・」
とサモサ売りが乗り込んでくるし
町の食堂
町中に立ち並ぶ屋台など
いたるところでサモサは発見できる。


そしてなにより味。
どこで食ってもうまい。
ビールにも良く合う。


あんなにどこで食ってもうまいんだし
作るのも簡単だろう
という失礼な考えと
じゃがいも茹でて
皮で包んで揚げれば何とかなるんじゃね?
という安直な判断のもと
サモーサ作り開始。


【 準備した(してみた)食材 】
・じゃがいも ・・・大3個
 広島県安芸津町産『赤崎のじゃがいも』がベストだったが
 近所のスーパーで売ってるはずも無く
 北海道産メークインで代用。
・たまねぎ ・・・1個
ししとう ・・・5本
・大葉 ・・・7枚
・トマト ・・・1個
・鶏ももひき肉 ・・・1パック(確か150グラム)
・ひよこまめ ・・・50グラム (茹で済みのサラダ用)
・にんにく ・・・少々(チューブ)
・しょうが ・・・少々(チューブ)
・サラダ油 ・・・大量
・バター ・・・ひとかけ
・春巻きの皮
[スパイス類(かなりアバウト)]
・カルダモン (ホール) ・・・2粒
ターメリック (パウダー) ・・・3振り
・鷹の爪 ・・・3本
・ブラックペッパー (粗挽き) ・・・5振り
・クミン (ホール) ・・・5振り
ローリエ ・・・1枚


まずはじゃがいもを小さく賽の目に切り
塩茹で。
火が通ったらボウルにあげ
箸で粗く潰す。


大葉をザク切り。
ししとうを輪切り。
たまねぎをみじん切りにして準備しておく。


中火で温めた
鍋に油をひき
カルダモンを投入。
一呼吸おいて
鷹の爪、クミン、ローリエ、ブラックペッパーを投入。
焦がさないように鍋を振り続け
カルダモンが膨らんで来たら
一旦火を止め
バター、しょうが、にんにく、大葉を加える。
このあたりで鍋から凄まじい油しぶきが立ち
何箇所か火傷をする。


余熱でにんにくなどに火が通ったら
再び弱めの中火にし
鶏肉を炒める。
鶏肉に火が通ったら
火を弱めたまねぎ、ししとうを投入。

たまねぎに火が通り色が変わってきたら
粗みじん切りにしたトマト、茹でたじゃがいも、ひよこまめを加え
水分が適度に飛ぶまで弱火で炒め続ける。
途中ターメリックで色づけも。


これで具が完成。

ここでカルダモン、鷹の爪、ローリエなどの
ホールスパイスを具から取り出してやろう(クミンは小さすぎて救出不可)。
カルダモンをうっかり噛み砕いてしまうと
次の輪廻に入ってしまいそうになります。


後は春巻きの皮で具を三角形に包み
中温以上の油で揚げれば完成!!


適当に作った割りに
やたらうまい!!
あえて改良するなら
皮は厚めに、2枚重ねても良いかも。


合わせるのはもちろんビール!
ゴールデンイーグルやキングフィッシャーがあれば良いのだが
今日はキリン ハートランドビールで代用!!


最高のビールのお供サモーサ。
インドで食べると2個でせいぜい10ルピー(30円ほど)。
今回使った食費は・・・・


プ、プライスレスッ?!!