チャイ2008


インドと言えばチャイ。
そして冬と言えばチャイだろう。


夏でも作ってるけどね。


8年前にインドに行ったとき
チャイ売りは
「チャーーーイ゛チャイ゛チャイ゛・・・
 チャーーーイ゛チャイ゛チャイ゛チャイ゛・・・。」
と連呼するだけだったが
こないだ行ったときは
「チャーーーイ゛・・・マサラチャーーーイ゛・・・。」
というふうに曲(?)が変わっていた。
こっちのほうが外国人受けが良いのだろうか。


以前にも作り方を書いたが
改良を重ねたので
新[4ルピーの味のチャイ【簡易版】]の
レシピ再び。


本当は大量に作ったほうが
失敗が少ないらしいのだが
そんなに飲めないので3杯分。


[用意するもの]
100円ショップで売ってる小さい鍋
100円ショップで売ってる茶漉し
お玉


[材料]
牛乳

茶葉
(グリーン・)カルダモン [パウダー]
シナモン [パウダー]
ブラックペッパー [パウダー]
クローブ [パウダー]
しょうが [チューブ]


もっと凝って作るなら
茶葉はダストティーという粉々に砕かれたやつが良いらしいのだが
そんなもの家の近所のスーパーに置いてないので
普通の茶葉。
インドのチャイ売りが
「は?ダージリン?あんなのはイギリス人が飲むものだ。
 インド人ならアッサムだ!!」
と言ってたのを真に受け
茶葉の種類はアッサム。


スパイスも面倒くさいので
ホールものではなくパウダー。
しょうがも同様にすりおろしのチューブもの。


[作り方]
鍋にコップ1杯の水を入れ
湯を沸かし
大さじ山盛り1杯(我が家に小さじは無い)
の紅茶の葉
そして上記のパウダースパイス4種と
しょうがのすりおろしを
割とアバウトに加える。
クローブとブラックペッパーは少なめ。
むしろ省いても良い。
カルダモンは個人的に必須。


弱火で少し待って
紅茶の葉が開いたところに


コップ2杯分の牛乳
そして甘ったるいチャイには欠かせない
大さじ2〜4杯の砂糖を投入。


火力をやや弱めの中火にし
お玉でチャイをすくってはこぼすという作業を
鍋の中で延々と行う。


すくってはこぼし
すくってはこぼし・・・
それこそ新手のバイトではないかというほど繰り返し行う。


このすくってはこぼすという作業で
チャイが良く混ざり
空気も入ってふんわりした感じになる。


もとい、なったような気がする。


少なくとも今まさにチャイを作ってるんだなぁという
妙な高揚感を覚えることができる。


この火にかけながらの空気入れ作業を
7分ほど続け
インドチックな香りが漂う中
待ちに待ち
さぁ火を止めいよいよチャイをコップに注ぐときだ。


インドのチャイ売りが
やけに高い位置からチャイを注いでいたが
あれはどうやらチャイを程よく冷ます効果のほかに
チャイにさらに空気を入れる意味もあるらしい。


例に倣い高い位置に鍋を構え
コップとの間に濾し器を構え
コップにチャイを落としていく!


かなりの確率でやけどをする。


そんなリスクを負いたくない場合は
鍋とコップとの距離を縮めよう。


ただここでもチャイはできるだけ
コップに『注ぐ』のではなく『落とし』
泡立てたほうがうまい。


泡立ったチャイがコップに収まれば
完成!!!


チャイは実は栄養バランスもよく
スパイスは中国の漢方と同様のものなので
風邪の予防にもばっちりだ。



この季節はやけどの跡が絶えない。



[使用するスパイスの効能]


◇カルダモン
健胃・消臭・強壮・消化促進・解熱 など


◇シナモン
健胃・食欲増進・殺菌・解熱・発汗・体を温める作用 など


◇ブラックペッパー
食欲増進・消化促進・解熱・痰切り・体内のガスの排出・血管拡張・新陳代謝の促進 など


クローブ
抗酸化作用・消化促進・体を温める作用・抗ウイルス など


◇しょうが
健胃・鎮咳・発汗・殺菌・抗酸化作用・食欲増進・血行促進・体を温める作用・ストレスの緩和 など