くそ飲み



先週日曜日、The NAF in the SweLLは吉祥寺曼荼羅でのライヴだった。
この日はバンチェット・WIGHT ROCK BABYS・GRASS ROOTSと共演者にも恵まれ
非常に楽しく有意義な一日を過ごすことができた。

さて、吉祥寺という町ではよくライヴを行なっているが
ライヴ以外でもたまに遊びに行ったりする。


先日も吉祥寺にて『くそ飲み』というのが開催された。
『くそ【QUSO】』というのは、年に1回ライヴ活動をするかしないかという超不定期活動バンドである。
結成は2001年夏。



メンバーは、
普段は大手銀行で活躍する実はベーシストの、ヴォーカル【O野峰 hiro-shit!!】
普段は『潮時FM』というバンドで活躍するごっさファンキーなギタリスト【Y×3 shhr(U君)】
普段は『YOMOYA』というバンドで活躍するめっさタイトなドラマー【中JOE】
そして、ベース係が『The NAF in the SweLL』の俺。
さらに、ファーストライヴから参加しているが、イギリスに行ったりしてライヴに参加したりしなかったりする不定期メンバー、ギター【DAH-SHIma】
の5人である。(メンバー名はあんまし覚えていないので実際の名前と違う場合があります。)


今回の『くそ飲み』は渡英中のDAH-SHImaを除く『くそ』共4人が主催し開催された。
参加したのは『くそ』メンバー4人と
その日暇だった、SMAP中居君のダンスの真似がうまく、今回、藤岡弘のものまねを引っさげて登場の【シュベール勤務】(25)、
吉祥寺在住、元ニートの【鼻】(23)の2人の計6人であった。


17:30集合で1件目は「いせや」2号店。
俺は1時間の遅刻だったため
到着したときにはO野峰あたりはすでに酔っ払っていた。
いせやで、瓶ビール、焼酎をしこたま飲み、
こんないらねぇよと思うほどシューマイを食いまくり
だらだらと時間を過ごし、とっても安かった会計を済まし
いせやをあとにする。


「ん、まだ9時過ぎじゃねぇか。2軒目いくぞーー!!」


「あ、俺ら帰るわー。」
ここで、Y×3 shhr(U君)と 鼻 の2人が離脱。


2軒目は笑笑。
ここではカルーアミルク、ラ・カプチーノ、クッキーパフェなどなぜか甘いものばかり大量注文。
さすがに甘すぎなのでお茶漬けも注文。


「甘いなこれ、甘すぎだろ?」
「しかし、あいつらこんな早く帰りやがって。気合たんねぇなー。」
「なんかあいつらが『帰って損したー』って悔しがることやろうぜ?!」


・・・


「今度、あいつらに会ったときに『いや〜あの後盛り上がっちゃってさー。10軒もハシゴしちゃったよ。』って言うの面白くない?!」


「それ!!!!」


・・・ここから本当に『くそ』な飲みのスタートである。


「そうと決まったらさっさと出て3軒目行くぞ!!」


そしてお茶漬けをかきこむ我々。
「ぐはっ、辛ぇ!!ワサビ入れすぎた!!ドリンクだドリンク!!」


「ぐはぅ、甘ぇ!!甘すぎだろこれ!!お茶漬けだお茶漬け!!」


「ぐはっ、辛ぇ!!ドリンクドリンク!!」


「うぉっ甘ぇ!!甘すぎだこのやろー!!」


・・・そんなことを繰り返し2軒目終了。


3軒目はイングリッシュパブのHAB。


「さて何飲む??」


「う〜ん結構もう限界近いんですけど俺。」


「・・・1リットルタワービール。」


「それ!!!!」



「すいませーん。このタワービールってのをください。」


「ありがとうございます。グラスはいくつお持ちしますか?」


「あっ、無しで。」


そしてタワービールを4人で回し飲み。


「おい、早く飲めよー。全然減ってねぇじゃねぇか。あと7軒残ってんだぞ!?」


「いや、無理。まじ無理。そろそろ視界がせばまってきた・・・。」


なんとかタワービールを飲みきり外へ。


「さて、次は・・・。」


目の前に立飲み屋発見。
「そこ!!!!」
4軒目。


「すいません。もうお食事のオーダーは終わってしまってますが宜しいですか??」


「あ、大丈夫です。むしろ好都合です。」


「さて何飲むか・・・。」


「ビールとか量多いのはもう無理だな・・・。」
俺そろそろ限界。


「・・・梅酒。」


「それ!!!!」


「すいませーん。梅酒ロック4つ!」


飲みやすいかと思った梅酒は大失敗。
気持ち悪さを加速させていく・・・。


付け合せのキャベツでごまかしながらなんとか4軒目終了。


「さて次の店は・・・っと。」


「・・・1回行った店に戻るって面白くねぇ?」


「それ!!!!」


そして一同HABへ凱旋。


「いらっしゃいませー!!・・・あっ!」


「タワービールください。」


・・・


10軒ハシゴを目標としていたが
一同限界なためこの5軒目HABをもってリタイヤ。


『記憶の長嶋より
   記録の王を!!』という
『世界の王貞治』イズムで始まったこの飲みも
志半ばでついに終わりを告げた。


いま思えば1軒目のいせやに4時間もいなけりゃもっと記録が伸びたかなぁという気もする。
計7時間の死闘であった。