[第7〜13章編] 初海外・初インド・初チェンナイ ― その衝撃 ―


初海外で初インド、しかも初チェンナイとは
多分こういうことなのである。


☆リクシャーワーラーがポリースの目の前で客引きをしている件について


この国では客引きは美徳なのだろうか。
そして日本人はカモなのだろう。
いや、皆さんほんと仕事熱心です。


タクシードライバーがリクシャーワーラーを吹っ飛ばして客(我々)を奪い、ノープロブレムな件について


久々リアル・ジャイアニズムを見た。


タクシードライバーが運賃を二重に請求してくる件について


すべてのチャンスは掴むためにある。


☆シャワールームの壁がカビだらけな件について


シャワーの真下、つまりシャワーを浴びるために
立つところだけ掃除されていれば
それで充分なのである。
実に合理的だ。


☆インドのトイレに紙が無い件について


紙で拭くなんて不潔なのだ。
考えてみれば日本でウォシュレットが普及し始めたのも
近年になってから。
その意味ではインドのトイレは
最先端と言える。


☆暑さ対策の為に回したファンのせいで1日目にして体調を崩した件について


文明の利器は
時に人類に牙を向く。


☆町中に野良牛が当たり前のように溢れかえっている件について


全てが衝撃的なインドにおいて
その光景を目にしたとき
初海外の俺は
「あーーー海外ってこんななんだぁ・・・。」
と幸せな見解(とんだ勘違い)を得ることが出来た。
しかし東南アジア含め何度かの旅行経験があるM上にとっては
ありえない光景だったようだ。
M上の後日談。


「いやぁ、宿から出ていきなり飛び込んできた光景が
 砂埃が舞う地面と牛ばっかでしょ?!
 やべぇ、失敗したーーー。
 俺、調子に乗ってたーーー。ごめんなさい!
 インドはまだ早かったーーーって思ったね。」


『インドの旅は、疲れることはあっても
 飽きることは無い』
 ――昭文社【個人旅行 [インド編] 2000-2001年版】より――


つづく



――写真と本文はそんなに関係ありません。――