Sダカネ少年とウサギのアイランド 前編
※この物語はフィクションでありSダカネ少年は架空の人物です。
The NAF in the SweLLのVocal&Guitar 定兼 良輔 氏とは一切関係ありません。
あれは確かSダカネ少年が中学生のときだった。
当時、Sダカネ少年が住んでいたのは
広島県南部に位置する人口1万人程度の田舎町。
Sダカネ少年の家は小型の漁船が並ぶ小さな港のすぐ近く。
毎日海を見ながら育ったSダカネ少年は
ある夜、急にこの港から世界に飛び出したくなった。
・・・そうだ!!メキシコに行こう!!
「わしと一緒にメキシコ行こうやー!?」
こうしてSダカネ少年は同級生の仲間を集め
メキシコに行く決意をする。
器用なSダカネ少年は
港に止まっていた小型の漁船を2隻パクり(窃盗罪⇒時効)
二手に別れ港を飛び出した。
―盗んだバイクで走り出す15歳の夜の話はよく聞くが
盗んだ漁船で走り出すというのはあまり聞いたことが無い・・・―
・・・港を出て5分。
Sダカネ少年は気が変わった。
「メキシコは遠いぃけん、やっぱりアメリカにしようやー!!」
一路アメリカへ
つづく