【追記】インドがらみの本


先々週のインドおすすめ本のなかで
重大なミス。
すこぶる面白い2冊を書き忘れていたので
追加で。


■河童が覗いたインド (妹尾河童)
大人のインド旅行記
とにかくすごい。
少年のような好奇心、大人の慎重さ、鋭い洞察力、行動力
そしてなにより緻密さ。
この本、すべて著者の手書きで本文が書かれている。
さらにスケッチがもちろん手書きで載っているのだが
これがすさまじい。
観光名所、部屋の間取り、列車の内部、肖像画、町中の風景などが緻密に描かれており
そのスケッチをぱらぱらと見るだけでも面白い。
立ち読みでもなんでもその凄さを一度実際に見て欲しい一冊。
インド本としては最高のエンターテインメント本。



■新ゴーゴー・インド (蔵前仁一
インド本への入り口として最適。
文章は軽快で挿絵もあり
3ページ前後のエピソードが連なっており読みやすい。
おそらくインド貧乏旅行者が出くわすであろう事件は
ほとんど網羅している。
こういう旅がしてみたいと思える一冊。
開高健椎名誠のような旅のスタイルは
常人にはたぶん無理。